口臭を防ぐだけじゃない!リステリンに期待できる3つの効果

口臭を防ぐだけじゃない!リステリンに期待できる3つの効果

気になる口臭や口の中の不快感をなくすために世界中で愛用されているリステリン。

リステリンで口をすすいだ後のすっきりとした爽快感は、一度味わうと手放せないほどです。

しかし、リステリンの働きはそれだけではなかったのです。リステリンには、わたしたちの口の中を健康に保つために欠かせない大切なチカラが備わっていました。

この記事では、リステリンに期待できる大きな3つの効果をご紹介します。リステリンがどのような効果を発揮するのか理解して、口の中を健康に保ちましょう。

この記事の目次

1.リステリンに期待できる3つの効果

1-1.口臭予防

医薬部外品であるリステリンには強い殺菌作用をもつ有効成分が含まれています。

口臭の原因はいくつかありますが、なかでも大きな影響を与えているのが口の中に存在する菌です。口の中の食べかすなどに細菌が繁殖して嫌なにおいが発生します。

また、だ液には殺菌作用があり、だ液が少なくなると殺菌する力が弱まって口のにおいが強まります。

朝起きたときに口臭が気になるのは、だ液が減って細菌が増えているからなのです。リステリンに含まれる有効成分には、口臭の原因となる菌をやっつける働きがあります。

1-2.歯周病予防

リステリンには歯周病を予防する効果もあります。歯周病とは、歯を支えている歯茎や骨が弱くなってしまう病気のことです。歯をしっかりと支えているべき歯茎などが弱まっていくと、最終的に歯が抜け落ちてしまう恐れがあります。リステリンは、この歯周病予防に効果的といわれています。

歯周病の主な原因はプラーク(バイオフィルム)と呼ばれる細菌の塊(かたまり)です。口の中は水分も食べ物(食べかすなど)もあり、37度前後の快適な温度が保たれているため、細菌が繁殖しやすい環境です。そのため、口の中を清潔に保たないと菌がどんどん増えていき、

プラークが歯にこびりついてしまいます。そして、菌が生み出す毒素によって歯茎が傷つけられ、骨も溶かされてしまいます。

リステリンの殺菌作用で、このようなプラークができるのを防げる効果が期待できます。ただし、予防効果は期待できても、歯周病を治す効果はありません。また、毎日の正しい歯磨きや定期的に歯医者さんで検診を受けることも大切です。

1-3.虫歯予防

歯にこびりついたプラークは虫歯の原因にもなります。虫歯を防ぐためにも、毎日の歯磨きでプラークを取り除かなければなりません。ただし、歯と歯の間や、歯と歯茎の間など、どうしても歯ブラシが届かない部分があります。

そこで、リステリンで口をゆすぐことで歯ブラシでは取りきれなかった菌をやっつけるというわけです。リステリンにはいくつか種類がありますから、液体歯磨きタイプのもので口をゆすいでからブラッシングするという方法も可能ですし、通常の歯磨きの後にリステリンを使用することもできます。

2.リステリンの効果的な使い方

リステリンは種類によって適切な使い方が少し異なります。

一般的にマウスウォッシュと呼ばれる「洗口液(せんこうえき)」としての使い方と、「液体歯磨き」としての使い方で分けてお伝えしましょう。

 2-1.洗口液としての使い方

リステリンの「オリジナル」「フレッシュミント」「クールミント」「ナチュラルケア」「ターターコントロール」という名前のものが洗口液として売られています。

洗口液の使い方はとても簡単です。適量を口に含んで、30秒ほどゆすいでから吐き出すだけ。より効果的に使用するには、次のように行うことをおすすめします。

①まず、通常どおり歯磨きをします。歯に汚れが付着している状態では、リステリンの十分な効果が得られません。

②適量である20mlのリステリンを口に含みます。ボトルによってキャップに入れる目安が異なります。1000mlボトルではキャップ半分、500mlでキャップ8分目、250mlでキャップ1杯、80mlではキャップ3杯となります。

③30秒ほどかけて口をゆすいでから、吐き出してください。

リステリンは、歯磨きをするたびに使用するのが理想です。できるだけ朝と夜の2回使いましょう。

また、リステリンは刺激が強過ぎると感じる人も少なくありません。刺激が気になる人は、水で薄めてから口に含むとよいでしょう。

 2-2.液体歯磨きとして

リステリンの「トータルケア」と「トータルケアゼロ」が液体歯磨きです。液体歯磨きの場合は洗口液とは異なり、適量を口に含んでしっかりとゆすいで吐き出した後にそのままブラッシングしてください。通常の練り歯磨き粉の代わりとして使うことができます。

 2-3.ブラッシングも行うことをおすすめ

洗口液としてリステリンを使う際には、ブラッシングをしなくても構いません。しかし、プラークが歯に蓄積するのを防ぐためにも、可能な限りブラッシングを行うことをおすすめします。

リステリンには殺菌力はありますが、その力は長時間にわたって続かないのです。殺菌効果を高めるためにも、リステリンとブラッシングは一緒に行うとよいでしょう。

 3.リステリンを活用するために知っておきたいポイント

 3-1.リステリンの殺菌作用

リステリンは薬用のマウスウォッシュです。マウスウォッシュにはリステリンのように殺菌効果のある薬用タイプと、一時的な口臭予防のために使用するタイプがあります。

リステリンには4つの有効成分が含まれているため、歯磨きでは落としきれなかった菌に働きかけ、口臭だけでなく歯周病や虫歯を防ぐ効果も期待できるのです。

リステリンの殺菌作用は長年にわたって研究されており、その効果も数多く報告されています。イギリスの外科医が手術時の感染を防ぐための消毒液として開発したのがリステリン誕生のきっかけです。

世界初の洗口液として世界中で長く愛されているだけでなく、1987年にはアメリカ歯科医師会で口の細菌を殺菌する洗口薬として認定されています。

 3-2.歯磨きだけでは不十分

口の中の汚れを落とすには歯磨きは欠かせません。ところが、歯磨きだけでは25%ほどしかケアができていないといわれています。舌や歯茎、口の粘膜などの汚れは通常の歯磨きではなかなか落とせません。

そこで、口の中のすみずみまですっきりと殺菌できるリステリンの使用がおすすめなのです。細かな部分まで殺菌して、口のトラブルの原因となるプラークを蓄積させないことが大切です。

 3-3.リステリンの種類

リステリンには次のとおり、種類があります。使い心地も異なりますから、自分の好みのタイプを見つけるとよいでしょう。

 オリジナル(洗口液)
刺激が強いタイプです。オリジナル独特のスーパードライテイストはクセになる人もいるようです。上級者用といわれています。

 フレッシュミント(洗口液)
ミントの味ですっきりと気分が爽快になる味です。刺激は強いですが、ミントの甘さがほんのり感じられます

 クールミント(洗口液)
刺激は強いですが、ミントの心地よさがあります。オリジナルでは刺激が強すぎる人はクールミントから始めるとよいかもしれません。

 ナチュラルケア
ノンアルコールで低刺激のタイプです。アルコールや刺激が苦手な人におすすめです。マウスウォッシュに慣れていない人向きです。

 ターターコントロール(洗口液)
リステリンの基本となる4つの薬用成分に加えて、歯石が付くのを予防する効果の期待できる有効成分が配合されています。

トータルケア(液体歯磨き)
プラークや歯石が蓄積するのを防いで歯肉炎や口臭を予防するだけでなく、白い歯を手に入れたいなどトータル的に口のケアをしたい人におすすめです。

 トータルケアゼロ(液体歯磨き)
トータルケアでは刺激が強い人は、トータルケアゼロを使うとよいでしょう。トータルケアの低刺激・ノンアルコールタイプです。

 4.まとめ

リステリンには口臭予防だけでなく、歯周病や虫歯を防ぐ効果が期待できます。お口の中はトラブルが起こりやすいところですから、毎日のケアが重要となります。

歯磨きだけでは落としきれない汚れや菌を、殺菌効果の高いリステリンでしっかりとケアしていくとよいでしょう。

執筆者:歯科こえ 編集部

歯科こえでは、お口のトラブルをサポートする情報を掲載しています。読者の方々が抱える悩みや症状、その原因を解説し、治療方法なども記載しています。また、歯科こえコラムの全記事を歯科医師が監修しています。

監修医 尾上剛先生

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ごうデンタルクリニック

院長:尾上 剛

住所:東京都目黒区平町1-27-2 2F  
尾上 剛先生
口臭を防ぐだけじゃない!リステリンに期待できる3つの効果 2019-09-25T12:29:12+09:00
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