子供用の電動歯ブラシを選ぶときのポイントは、振動数と歯ブラシの硬さが基本です。各社ブラシヘッドはお子さんの小さなお口に合わせたコンパクトなデザインになっています。
振動数が高い音波式は、歯垢を除去する力が強いです。歯ブラシやブラシヘッドは、大人用よりも柔らかい材質のものが採用されていますが、それぞれに違いがあります。お子さん向けの商品ですので、歯磨きを楽しくするための工夫がどのように凝らされているかも検討材料となってきます。
このように基本的な機能に加えて、本体価格や替えブラシとの費用のバランスを見て、子供用電動歯ブラシを選ぶようにして下さい。
この記事の目次
1.おすすめの子供用電動歯ブラシ5選
お子さんの歯や歯茎を守りながらも、汚れをよく落とす商品をご紹介します。
1-1 音波式電動歯ブラシ
汚れをよく落とす音波式電動歯ブラシは、音波水流技術で歯間や歯と歯茎の境目の汚れも落とします
価格は約10,000円前後で購入できます(性能によっては3万円近いものもあります)。様々なデザインもあり、商品によってはブルートゥースでスマートホンと連動させることもできるなど、高機能な商品が出てきています。楽しみながら子供に歯磨きの習慣づけするのにもうってつけですね。
音波式電動歯ブラシの中でもスマホとは連動しないですが、タイマーやライトがついている商品もあります。このような商品であれば、約2,000円前後で購入できます。
【メリット】
・音波式による高い歯垢除去力
・お子様の年齢に応じて使い分ける2種類のブラシヘッド
・お子様の歯を守るゴム製のブラシヘッド
・着せ替え可能なパネル3枚付き
・徐々に理想のブラッシング時間に近づける子供用タイマー
・磨く時間が歯の上下や表裏で同じになるようにお知らせするメロディ
・親子で使えるグリップデザイン
・繰り返し使える充電池式
1-2 乾電池式 仕上げ磨きをしやすい電動歯ブラシ
充電は面倒という方には、乾電池式の子供用電動歯ブラシがおすすめです。
また、親御さんがお子さんの歯磨きをしている場合は、磨き残しがないかどうか確認できるライト付きの商品や背面動作スイッチタイプのものが良いでしょう。これらの機能を備えた電動歯ブラシは、約4000円で購入できる商品もあり、相対的にお手頃なのも嬉しいですね。
【メリット(例)】
・お子さんの歯と歯茎にやさしい音波振動
・磨き残しを防止するフラット式ブラシ
・仕上げ磨きを邪魔しない操作スイッチ
・かわいらしいクマさんのデザイン シンプルな商品もあります
・簡単便利な乾電池式
1-3 とってもお安い電動歯ブラシ
初めての電動歯ブラシなので「まずはお試しで使ってみたい」という方には、安価な歯ブラシが良いでしょう。なんと約400円程度で購入できる電動歯ブラシもあるのでおすすめです。
安価ではあるものの、お子様の歯と歯茎を傷つけない丸い毛先であったり、食品衛生法の規格基準に適合した安全な樹脂を使用していたりと安心して使える商品もあります。
【メリット】
・超微細タタキ振動で汚れを落とす(振動数7,000回/分)
・安くて長持ち
・選べる本体3色と楽しい変身シール
・日本学校保健会からの長年の推奨実績
・簡単便利な乾電池式
2.電動歯ブラシのメリット、デメリット
電動歯ブラシの振動数は各社異なりますが、正しい使い方をすれば手磨きよりも効率が上がります。電動歯ブラシでも手磨きでも、しっかりと磨けていればどちらも効果がありますが、幼児の仕上げ磨きの使用には体動に対する注意が必要です。お子様の歯並びによっては、使用が適さない場合があります。
手磨きと電動歯ブラシでは磨き方が違うので注意が必要です。手磨きと同じ磨き方をすると、汚れが落ちないばかりか、大事なお子さんの歯や歯茎を傷めてしまう可能性もありますので、使用する電動ブラシと説明書を持参し、歯医者さんで指導を受けることをお勧めします。
お子さんの手は大人よりもずっと小さいので、グリップが持ちやすいか、全体的に重すぎないかもポイントになります。
振動や動作音をどう感じるかもお子さんによって違ってきますので、予め歯ブラシが動くことを見せておくと良いかもしれません。
替えブラシの取り換え時期は3~6ヵ月程度が推奨されています。手磨きの場合は1ヵ月に1回、毛先が開いた時が目安ですので、実際の費用を比較してみることで使い方を考えることもできます。
3.まとめ
電動ブラシは、使用法を誤ると清掃効果が半減するばかりか、「電動ブラシを使っている安心感」からきれいになっている錯覚を起こすことがあります。
電動ブラシは、手磨きよりブラシの当たっている部分はツルツルになる傾向がありますが、歯並びが不揃いで歯と歯の間に汚れが残ることもありますので、可能であれば子供用の歯間ブラシやラバーピックを使うことをお勧めします。
また、お子様のお口の大きさや歯並びによって選ぶ電動ブラシも違いますので電動ブラシの使用を希望される方は、購入する前にかかりつけの歯科医院で相談するとよいでしょう。
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