子どもが虫歯にならないようにするためには、毎日の歯磨きが何よりも重要になります。しかし子どもが歯磨きを嫌がって困っているという親御さんもいるでしょう。
子どもが進んで歯磨きをするように習慣づけるには、歯磨きの大切さを知ってもらい、また歯磨き自体を楽しいと思わせることも大切です。
そのために、まずは歯磨き粉を工夫してみてはいかがでしょうか?
最近の歯磨き粉を見てみると味のバリエーションが豊富で、甘いものはもちろん、ちょっとびっくりするようなユニークなものなどいろいろな種類の歯磨き粉が販売されています。
大人用の歯磨き粉だと苦くてツライと感じる子どももいるかもしれないので、おいしくて楽しいと思えるようなものに変えてみるのも一つの方法です。
この記事の目次
1. 歯磨きを楽しく!
1-1 子どものうちから歯磨きの習慣づけを
内容 三つ子の魂百までという言葉を聞いたことがあると思います。子どものときに身についた習慣は大人になってからも続くものです。
歯磨きも子供の時に身についていれば、大人になってからも習慣として続けられるようになります。虫歯や歯周病などのお口の病気は日頃の歯磨きで十分予防できます。
いつまでも健康な歯を維持するためには、子供のうちから歯磨きの習慣をつけられるかどうかが重要なポイントになります。
2. おすすめの歯磨き粉6選
2-1 ブレスパレット
子どもの間で人気の歯磨き粉に、ブレスパレットがあります。ブレスパレットの最大の特徴は味のバリエーションです。
実に31種類の味がラインナップされています。中にはユニークな味もあって、モンキーバナナやフレッシュヨーグルト、カフェオレ、印度カリー、レモンティー、ビターチョコレート、コーラなども見られます。
毎日味を変えることで子供も飽きにくくなりますし、「今日はどんな味がするのかな?」と歯磨きすることに興味も持つでしょう。
ハーバルエッセンスをはじめとして、健康成分も配合されているので、味だけでなく歯の健康にも役立ってくれる歯磨き粉です。
2-2 こどもハミガキ ガリガリ君
子どもにも大人にも人気のアイスに、ガリガリ君がありますが、このガリガリ君の味をした歯磨き粉が販売されています。
定番のソーダ味の他にも、パインやナシ、レモンスカッシュ、コーラといくつかのフレーバーが販売されています。人気氷菓とのコラボということもあり、子どもも興味を惹かれやすいでしょう。
2-3 ご当地歯磨き粉
ご当地歯磨き粉と言って、それぞれの地方の名物の味のする歯磨き粉が販売されています。
例えば大阪ならたこ焼き味、名古屋ならみそ味、北海道はジンギスカン味といった具合です。話題性のある面白い味なので、好奇心旺盛な子どもは喜ぶでしょう。
学校や幼稚園での話題作りの一つにもなるので食いつきは良いはずです。
2-4 コカコーラ味 Coca Cola Toothpaste
内容 海外でもユニークな味の歯磨き粉が販売されています。家族で海外旅行をしたとき、出張した時のついでにユニークな歯磨き粉を購入するのも面白いでしょう。
たとえばアメリカでCoca Cola Toothpasteと呼ばれる、コーラ味の歯磨き粉があります。コーラ好きの子どもは喜んで歯磨きをするようになるでしょう。
2-5 チョコレート味 Chocolate close up
内容 こちらも海外で販売されているユニークな歯磨き粉です。文字通りチョコレートの味をした歯磨き粉です。
大人の歯磨き粉は子どもにとっては苦いかもしれないので、Chocolate close upのような甘いフレーバーの歯磨き粉の方が抵抗はないでしょう。
このclose upですが、他にもいくつかのフレーバーを販売しています。シナモン味やペパーミントスプラッシュ味などもありますので、親子で楽しめる歯磨き粉です。
2-6 オレオクッキー味 Oreo Toothpaste
こちらも海外の歯磨き粉なのですが、商品名の通り日本でも広く愛されている「オレオ」の味がする歯磨き粉になります。
パッケージもオレオのデザインに似ています。チョコレートをベースにした甘い味わいなので、子どもも楽しんで歯磨きしてくれる可能性が高いです。
3. 甘い歯磨き粉は歯に良くない?
3-1 成分は一般的な歯磨き粉と変わらない
内容 歯磨き粉の中には、甘い味のする商品も販売されています。しかし子どもを持つ親御さんにとって心配なのは、「甘い歯磨き粉を使うと虫歯になるのでは?」という点ではないでしょうか?
その点は安心して問題ありません。歯磨き粉には、基本的に同じような成分が入っており、甘い味は甘味料に由来するものです。
そこにフレーバーを足すことで様々な味を再現しています。砂糖を使用しているわけではないので、甘い歯磨き粉を使ったから虫歯になるということはありません。
3-2 虫歯予防自体は歯磨き粉がなくても可能
内容 歯磨きは、何も歯磨き粉を絶対に使わないといけないというわけではありません。虫歯予防自体は歯磨き粉がなくても十分に可能です。
歯磨き粉なしでブラッシングをする場合には、いつも以上に丁寧に磨くように心がけましょう。ぬるま湯で口をゆすいだ後に歯ブラシを使って歯を磨き、最後にもう一度ぬるま湯で口をゆすぐという手順がおすすめです。
歯磨き粉には研磨剤が含まれている商品もありますから、むしろ歯磨き粉を使わないでブラッシングした方が歯の磨耗のリスクを軽減できると指摘する歯科医もいます。
4.まとめ
虫歯を軽視していると、時として命にかかわる病気になったり、寿命が縮まったりする可能性があります。虫歯予防はとにかく日頃の歯磨きが重要です。
歯磨きする習慣をつけるためには、子どものころに自分でブラッシングになれることが重要です。
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