虫歯の治療費ってどのくらい掛かるの?おおよその目安とは


虫歯治療費

多くの方が経験をする虫歯治療。ある日急に歯が痛くなり、「治療しなければ」と思っても、費用がいくらかかるのかがわからないと、不安でなかなか受診ができないものです。

保険がきく治療では、どんな治療にどのくらいの費用がかかり、保険外診療を選んだ場合は、保険対応の治療よりもどれくらい高くなるのでしょうか。虫歯の進行度によって治療は異なってきますが、いったいどんな治療があって、それぞれにいくらぐらいかかるのでしょうか。ぜひ参考にして下さい。

1.虫歯の状態によって異なる治療とその費用

虫歯にはいろいろな進行度があり、進み具合はC1~C4で表されます。歯に異常を感じたら、どのレベルの虫歯かを自分で把握できると、治療費の目安がわかり、安心して受診できます。

痛みを感じて虫歯の自覚が出るのはC3で、この段階で虫歯に気づき歯医者を受診しようと考える方が多いようです。各自段階で必要な治療は大きく異なりますが、一般に虫歯は進行すればするほど治療期間は長く、費用もかかるのが普通です。

1-1 初期虫歯の場合

■初期虫歯とはこんな状態

初期の虫歯はC1と呼ばれます。ごく初期はC0ということもあります。まだ歯の表面にしか虫歯が広がっておらず、C1でもエナメル質の虫歯で症状がありませんので、検診などで発見されるころが多い虫歯です。

早期発見の虫歯は適切な治療やケアで歯の再石灰化を促したり、削ったりしますが、削ってもごく少量で済みます。フッ素を歯に塗ることや、適切な歯磨きで虫歯の進行そのものをストップすることもできます。

■必要な治療および費用

初期の虫歯は削らない治療が主です。虫歯が歯の表面にとどまっているので、正しい歯磨きとフッ素塗布やデンタルフロスを上手に使って進行を食い止めます。

・フッ素塗布

100円〜1,000円程度

・削って詰め物をする治療

保険診療で1,500円~3,000円程度

・レーザー治療

保険診療で2,000円程度

・薬剤で虫歯を溶かすカリソルブ治療

自由診療で5,000円〜1万円程度/1本

1-2 中期虫歯の場合

■中期虫歯とはこんな状態

C3の段階になると、虫歯は象牙質の内部まで広がっていて、場合によっては神経にまで達します。歯の色が変色し、痛みが出てくるのが中期の虫歯です。歯に特有のズキズキした痛みがあったり、冷たいものや熱いものがしみたりします。

■必要な治療および費用

痛みを感じるくらいの中期の虫歯は、虫歯部分を除去して詰め物(レジン)をします。

・保険診療

2,000円程度×通院回数

・銀歯にする治療

保険診療で4,000円程度

・プラスチックにする場合

保険診療で4,000円〜6,000円程度

・セラミックなどにする治療

自由診療で3万円〜5万円程度

1-3 重度虫歯の場合

■重度の虫歯とはこんな状態

C4の虫歯になると相当進行しています。歯が全体的に黒ずみ、歯を抜くより方法がない場合も少なくありません。歯髄(神経)が死んでいて歯髄炎になっていると、ズキズキするひどい痛みがあります。

■必要な治療および費用

進行虫歯の治療では、根管治療が必要です。特殊な装置で歯の根を消毒し、無菌にしていく治療が必要なので通院回数が多くなります。

・根管治療

保険診療で7,000円〜数万円

・神経を抜く治療

保険診療で4,000円程度

・銀歯にする治療

保険診療で4,000円程度

・銀歯のブリッジ

保険診療で12,000円程度

・プラスチックにする場合

保険診療で4,000〜6,000円程度

・セラミックなどにする治療

自由診療で3万円〜5万円程度

・インプラント

自由診療で30万円〜40万円程度

2.補綴物(ほてつぶつ)を入れる際にかかる費用

虫歯の治療方法として一般的なのが、虫歯の部分を削って詰め物や被せ物をする治療です。このような治療の場合、補綴物を何にするか、保険診療か自由診療かで料金が大きく異なります。

主な補綴物としては、金属(銀歯)、プラスチック(レジン)、セラミックの3種類があります。保険適用か否かは、治療するのが前歯かそれ以外の歯かによっても異なります。一般的に審美性の高い補綴物は保険がきかず、実費負担となります。

2-1 金属の詰め物をする場合

・一本当たり2,000円前後

保険診療でできる詰め物で、一本当たり2,000円前後でできます。メリットとしては安くできること、デメリットとしては長く使っているうちに黒く変色したり、歯ぐきが黒ずんだりする場合があることがあげられます。また、金属ですから金属アレルギーを起こす恐れもあります。

2-2 プラスチックを入れる場合

・一本当たり1,000円前後

メリットは、見た目の色も自然色に近く、きれいに治せること、デメリットは変色しやすく耐久性が低いので、定期的に取り替えなくてはならないことです。こうしたデメリットを回避するために品質の高いプラスチックにすることもできますが、自由診療となり1万円以上かかります。

前歯や小臼歯については保険でもプラスチックにすることができます。一本当たり4,000円程度で作ることができます。

2-3 セラミックを入れる場合

・一本当たり5万〜9万円前後

セラミックは自由診療になります。メリットは自然の歯のような白い歯を作れることと、変色なく長期間使えることです。全てセラミックにするオールセラミックは高くなります。

3.虫歯を抜く治療

現在の歯科治療では、できるだけ自分の歯を残す治療が主流です。しかし、あまりに進行している虫歯の場合は抜歯が必要になる場合もあります。抜歯治療ではレントゲンを撮ったり麻酔を使ったりするので、治療費は通常の治療とは異なります。

また、抜歯後に何らかの歯を入れなければならないので、その費用がかかります。代わりの歯を入れる主な方法としては、差し歯、ブリッジ、インプラントがあり、かかる費用はかなり異なります。

3-1 虫歯を抜く場合の治療費

・抜歯は保険診療

3,000円前後

・神経も抜く場合

別途4,000円前後

3-2 抜歯後、差し歯を入れる場合

・前歯にプラスチッを入れた場合

保険診療で3,000円〜8,000円前後

・奥歯に銀歯を入れた場合

保険診療で5,000円前後

・オールセラミックにする場合

自由診療で8万円~15万円程度

・金歯にする場合

自由診療で4万円~12万円程度

・セラミックを金属で強くしたメタルボンド

自由診療で8万円~15万円程度

3-3 抜歯後、ブリッジを入れる場合

・銀歯を使う場合

保険診療で12,000円前後

・セラミックを使う場合

自由診療で約27万円~40万円前後

3-4 抜歯後、インプラントにする場合

インプラントは、自由診療で30万円〜40万円程度です。

4.まとめ

ひとことで虫歯といっても、どのくらい進行しているかで治療方法や期間、費用が違います。また、補綴物を保険適用のものにすれば比較的安く済みますが、保険適用外のものは高額になります。

一般的に使用されている虫歯の進行度であるC1~C4を一つの目安に、自分の虫歯がどのレベルなのかを把握しましょう。どのような治療をいくらくらいの費用で受ける必要があるかを予め知っておけば、いざというときに慌てずに済みます。急に歯が痛み出しても、正しい知識を持って安心して治療を受けられるようにしておきましょう。


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