フッ素は本当に危険?フッ素なしの歯磨き粉がいいの?

フッ素は本当に危険?フッ素なしの歯磨き粉がいいの?

フッ素は、虫歯予防によいとされており、フッ素の危険性を知っている方は、あまりいないのではないでしょうか。

また、「フッ素には危険なところがある」ということは、どこかで聞いたことがあったとしても、どのようなところが危険なのかをきちんと理解している方は、少ないかと思います。

フッ素は、大量に摂取してしまうと身体にも影響を与えてしまう危険性があるものなのです。

そこで、フッ素の危険性や、子ども用と大人用の歯磨き粉の違い、フッ素が子どもの歯に与える影響、フッ素が入っていない歯磨き粉についてなどをご紹介していきます。

この記事の目次

1.子どもには大人用の歯磨き粉はNG?

歯磨き粉は、子ども用と大人用に分かれて販売されています。しかし、どこが違うのかきちんとわからないでいる方も多いでしょう。そこで、子ども用と大人用の歯磨き粉の違うところなどをご紹介します。

また、歯磨き粉に含まれていることの多いフッ素の子どもの歯に与える影響についてもご説明します。フッ素の入っていない歯磨き粉でもきちんと磨けるのか、虫歯予防はできるのか、など心配な方のために、フッ素が配合されていない歯磨き粉の働きについてもご紹介します。

 1-1 子ども用と大人用の歯磨き粉では成分が違う

そもそも、大人の歯と子どもの歯では大きさやかたさが違います。その歯に合わせた成分の量で歯磨き粉は構成されているのです。

大きい歯を磨くための大人用歯磨き粉で、子どもの小さな歯を磨いてしまうと、磨かなくていい部分まで磨いてしまう可能性があります。また、大人用には清涼感を大切にしている商品が多く、そういったものにはメントール成分が入っているのです。

子どもには、清涼感を出す成分は刺激が強すぎるため、配合されていません。そのため、大人用の歯磨き粉を子どもに使用してしまうと、歯にも子ども自身にも刺激が強すぎるのです。

また、大人用の歯磨き粉にはフッ素が多く含まれているので、歯磨き粉を飲み込む可能性のある子どもには、身体に悪い影響を与えてしまう可能性があるため、使用してはいけません。

 1-2 フッ素が子どもの歯に与える影響

フッ素が、虫歯の予防に役立つというのは本当のことです。しかし、何度も大量に乳歯へ塗っていると、歯が「フッ素症」という病気にかかってしまい、永久歯が発育しにくくなる可能性があります。

また、ドラッグストアなどで販売されているフッ素では、濃度がかなり低いため、虫歯予防対策になることはほとんど期待できません。こういったことから、フッ素を塗る場合には、歯医者へ行き、相談しながら塗るとよいでしょう。

 1-3 フッ素の入っていない歯磨き粉の働き

「フッ素の入っていない歯磨き粉は、虫歯を防いでくれなさそう。」と思ってしまうかもしれません。しかし、フッ素による歯の強化が期待できなくても、ミネラルなど歯にとって良い成分が入っている商品を選べば予防が期待できます。

また、子ども用の歯磨き粉では、発泡剤という泡を出す成分も入っていないものがほとんどなので、子どもが歯磨きをしやすいという利点もあるのです。

 2.フッ素なしの歯磨き粉もある

市販の歯磨き粉には、フッ素の入っているものが多いですが、フッ素に対する疑問を抱えている方がいるためフッ素無配合の歯磨き粉も販売されています。

 2-1 天然素材の歯磨き粉

天然素材を使用した子ども向けの歯磨き粉があります。研磨剤や発泡剤は入っていないジェル状の歯磨き粉なため、刺激の嫌いな子どもにも向いています。

また、フッ素が入っていないため、フッ素に疑問を感じている方でも心配せず使用できます。天然素材を使用しているので、食べたものやその日の体調によって、多少の味の変化はありますが、気になる程度ではありません。

歯磨きが苦手だという子どもにも使いやすいように、柑橘系の味になっているので、毎日の歯磨きが大変だった親御さんも楽に歯磨きをしてあげられるようになるかもしれません。

しかし、天然素材の商品は基本的に防腐剤が入っていないため、暑い日などには冷蔵庫での保存が必要なものもあるかも知れません。使い方はメーカーの「使用上の注意」を確認してください。

さらに、動物性の成分を気にする方のために、動物性の成分が入っていない商品もあります。

パッケージに「fluoride free」と書いてあるものがフッ素なしの歯磨き粉となります。外国のものは通販で購入するのがオススメです。

また、ミネラルを多く含んでいる歯磨き粉で、フッ素の入っている歯磨き粉と同じような作用を期待できる商品もあります。

歯の汚れをしっかり落とすだけでなく、歯の表面に細かい傷があれば傷を埋めるような形で歯をツルツルに導いてくれる商品もあります。

 2-2 大人用

フッ素が入っていない商品を探すことが出来ます。

少量の研磨剤が入っているものは、しっかりと歯の汚れを落とすことが可能です。研磨剤の入っていないものでは少し物足りないという方には、少量の研磨剤が入っているタイプを選ぶとよいでしょう。

口臭に悩んでいる方には、ポリリン酸ナトリウムや炭酸水素ナトリウムという成分が含まれている商品を選ぶことができます。

 3.まとめ

フッ素は、歯の強化には有効ですが、常識を超えた量を一度に飲み込んでしまうとフッ素中毒の危険性があります。(例えば、歯磨き粉を一本飲んでしまうなどです)水道水にフッ素が含まれている国では、過剰摂取の危惧からフッ素塗布やフッ素入り歯磨き粉の使用を推奨していない国もあるようです。

日本では、これに該当しないので歯磨き粉にフッ素は入っていたほうが良いと考えてよいでしょう。フッ素に対し少しでも疑問や危険性を感じる方は、フッ素無配合の歯磨き粉を使ってみてはいかがでしょう。

最後になりましたが、歯磨きで大切なのは、ブラッシングという行為により汚れをおとすことで、あくまでも歯磨き粉が主役ではありません。毎日の正しいブラッシングと定期的な歯医者での口腔ケアが虫歯からあなたの歯を守ってくれます。

執筆者:歯科こえ 編集部

歯科こえでは、お口のトラブルをサポートする情報を掲載しています。読者の方々が抱える悩みや症状、その原因を解説し、治療方法なども記載しています。また、歯科こえコラムの全記事を歯科医師が監修しています。

不正確な情報を報告

不正確な情報を報告

修正箇所
メールアドレス
※メールアドレスをご入力いただいた方には、改善結果をご報告致します。
コメント(オプション)

貴重なご意見をありがとうございます
歯科こえはよりお役にたつ情報をお伝えできるよう、ご意見を参考にサイトの改善を行って参ります。 今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
送信エラー
大変お手数ですが、ページを更新いただき、再度ご意見をご送信ください。
更新後も再び送信エラーが発生する場合は、 お問い合わせページ からご連絡いただけますと幸いです。

監修医 野崎康弘先生

監修医 野崎康弘先生

医療法人社団 医康会 ジェイエムビル歯科医院

院長:野崎 康弘

住所:東京都台東区蔵前2-6-3 ジエイエムビル5F
野崎 康弘先生
フッ素は本当に危険?フッ素なしの歯磨き粉がいいの? 2019-11-27T14:02:32+09:00
歯科こえロゴ