虫歯は正しく放置していれば治ることもある!その理由と方法


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虫歯になったら、絶対に治らないと思っていませんか。もちろん痛みが出ている虫歯や、大きな穴があいてしまったような虫歯についてはその通りです。

しかし、ごく初期の虫歯なら治せる可能性は十分にあります。大切な自分の歯を生涯使っていけるように、もし正しく放置することで治せる見込みのある虫歯ならぜひ治していきましょう。そのためにはなぜ虫歯を治すことができるのか、その理由を知ることが大切です。

この記事では、正しい放置とはいったいどんなことをすればいいのか、さまざまな方法を紹介していきます。ぜひ参考にしてください。

1.虫歯は正しく放置すれば治ることもある!

虫歯になってもごく初期の場合なら正しく放置すれば治る可能性があります。正しく放置するとは、歯医者さんで治療をせず、きちんとした管理のもとで放置をするということです。

ドクター

自然治癒を目指し、ただ何もせず放置しておいても虫歯は治りません。虫歯が治るのには、きちんとした理由があるのです。

1-1  なぜ治ることがあるのか

本来虫歯は、治療をしないと治らないといわれてきましたが、歯科検診などでC0もしくはC1と呼ばれる虫歯なら、治すことができるかもしれません。C0というのは、歯のカルシウムなどが失われた「脱灰」の状態を指しています。口の中の酸が歯の表面を溶かしている状態のことで、自覚症状などは全くありません。

虫歯といっても、この状態なら、歯を削ることなく、治すことが可能です。ただし、あくまでも正しく放置することが大切で、何もしないと歯医者さんでの治療が必要な虫歯に進行することはほぼ間違いありません。

1-2 自然治癒に重要なのは再石灰化

脱灰した部分を修復する作用のことを「再石灰化」といいます。再石灰化を促すには、カルシウムなどが溶けだした部分をそれ以上悪化させないようにすることが大切です。

再石灰化は唾液の中のミネラルが歯の表面に付着することで歯を治していくもので、初期の虫歯を治すカギとなるのです。再石灰化がうまくいかないと、虫歯は悪化の一途をたどり歯医者さんでの治療が必要になります。

2.初期虫歯の自分で出来る4つのチェックポイント!

正確には歯医者さんできちんと確認してもらうことが大切ですが、自分でも歯を観察したり、日常の変化で気づいたりすることができます。

2-1 歯や歯茎の境目を観察

初期虫歯になると、歯や歯茎の境目が白っぽく濁ったような色になります。もう少し進んだ薄い茶色い状態でも、まだ再石灰化が可能な初期虫歯といえます。

2-2デンタルフロスの使用感

デンタルフロスを使ったときに、歯に引っかかるような感じがあれば要注意です。歯と歯の間が初期虫歯になっている可能性があります。

2-3 冷たい、熱いものがしみることがある

これまで何も感じなかったのに、冷たいものや熱いものがしみるような感じがあれば初期虫歯になっている可能性があります。しかし、この症状は知覚過敏の場合もあり見分けが難しいです。

2-4奥歯の溝を観察

奥歯の溝が黒っぽくなっているのは虫歯の始まりです。進行していなければ自然治癒の可能性があります。

3.自然治癒させるための4つの方法!

初期虫歯を自然治癒させるには、口腔内の管理をきちんと行ったうえで、正しく放置することが大切です。これから自然治癒のための方法をご紹介します。

自然治癒

3-1 フッ素塗布をする

フッ素を塗ると歯のエナメル質が再石灰化するときに、より強い構造になります。虫歯予防に歯医者さんでも塗布しますが、普段使用する歯磨き粉やジェル、洗口剤など、フッ素配合のものはいろいろあります。上手に組み合わせて使用することで、虫歯菌の活動を抑え、歯を強化することができるのです。

特に柔らかい乳歯には効果があります。しかし、きちんと歯磨きをしていて初めてフッ素も効果が出るのであって、フッ素さえ塗布していれば虫歯にならないということではありません。

3-2 間食をしない

再石灰化に必要なのは、唾液です。食後は口の中が酸性になりますが、唾液が少しずつ時間をかけて中性に戻していきます。口の中では脱灰と再石灰化を繰り返していますが、だらだらとものを食べ続けていると脱灰ばかりが進んで再石灰化の時間がなく、虫歯になってしまうのです。再石灰化を目指すなら間食は避けましょう。

3-3 プラークコントロールをする

虫歯の原因は、プラーク(歯垢)です。プラーク1ミリグラムの中には細菌が約2~3億いるといわれていて、このうちの数種類が虫歯の原因菌となるのです。歯磨きをいくら丁寧にしてもこのプラークを完全になくすことはできません。

そのため、増殖をさせないように自分でコントロールすることが大切なのです。歯ブラシやフロスを正しく使用し、口の中のプラークを減らしましょう。

3-4 キシリトールが有効

口の中のプラークコントロールがきちんとできている状態であれば、キシリトールも有効になってきます。キシリトールは天然の甘味炭水化物です。でも、なぜ甘味料が虫歯を防ぐのか、疑問に思う人も多いのではないでしょうか。

簡単に説明すると、キシリトールは虫歯の原因となる酸を作ることができません。さらにキシリトールは虫歯菌の栄養にならないため、虫歯菌は必死に栄養にならないキシリトールを体外に出そうとします。その時にエネルギーを使い果たす結果、虫歯菌は増えることができず減ってしまうというわけです。

キシリトールは飴やガム、タブレットなどの製品として販売されています。市販品はキシリトールの配合率が低いので、できれば歯医者さんで販売されている濃度の高いものを選びましょう。噛むことでたくさん唾液が出るガムは特にお勧めです。

4.定期健診・生活習慣が大切!

日頃より歯に関心を持ち、定期的に検診を受けるようにしましょう。よい口腔状態を保つことを意識して生活することが大切です。

生活習慣

4-1 初期虫歯は歯科医で診断を

初期虫歯は自分でチェックすることもできますが、普段から定期的に歯医者さんに通い、診察を受けるようにしましょう。虫歯を初期に発見できる可能性が高くなります。歯医者さんではプラークコントロールの指導や、歯石除去、クリーニングや初期虫歯のための処置などもしてくれます。

4-2 口腔状態は生活習慣で決まる

虫歯になりやすい人は、日常生活の見直しをすることが大切です。歯磨きの方法や頻度に気を配り、間食や糖分を控えて、だらだら食べない食生活を送りましょう。

5.まとめ

脱灰がおきている初期虫歯は、再石灰化をすることで自然治癒することがあります。

自己チェックをして、虫歯を見つけたらそれが自然治癒するものかどうかを歯医者さんで確認してもらいましょう。そのうえでプラークコントロールや正しい食生活などに気を配り、正しく放置することが大切です。

症状が進んだ虫歯は自然治癒しないので、早めに治療をしましょう。


その虫歯、すぐに歯医者さんで治療したい方へ

歯医者さんは事前に電話やインターネットで受付を取ることにより、待ち時間を少なくすることができます。下記のサイトから、自分に合う通いやすい歯医者さん検索してみてください。

また、虫歯は放置すると、口臭や病気の原因にもなります。ぜひこの機会に治療しましょう。

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