舌磨きで汚れを落とす4つの方法!知ってお口をさわやかに!


舌磨き

舌磨きとは、舌の表面に付いた白い苔状の汚れ(舌苔)を取り除く、口腔ケアのことをいいます。舌苔は、舌の表面にある細かなヒダに、食べ物のカスや細菌、剥がれ落ちた口腔粘膜などが付着したもので、口臭の原因になることがあります。

最近では、雑貨店や薬局などでもさまざまな舌磨きアイテムが売られていますが、舌磨きは間違った方法で行うと、かえって口臭が強くなったり思わぬ口腔トラブルが引き起こされたりすることがあります。

今回は、それぞれの舌磨きアイテムのメリットやデメリット、舌磨きの正しい方法、気を付けるポイントなどについてご紹介します。

1.舌磨きアイテムのメリット・デメリット

舌・口臭

薬局や雑貨店などに行くと、舌磨き用のアイテムがたくさん売られています。どれを選んだらいいか、迷ってしまいますよね。

まずは、舌磨きグッズのなかから、代表的な4つのアイテムについて、それぞれの使い方やメリット、デメリット、価格などについてご紹介します。

1-1 舌ブラシ

舌ブラシは、歯ブラシよりも細かい毛先のブラシが先端に付いた、舌磨き専用のブラシです。ブラシの代わりに細かなスポンジが付いているものもあります。

■舌ブラシの使い方

舌ブラシに付いているブラシやスポンジで、舌の汚れを絡めとります。舌のなるべく奥のほうから、手前に向かって、やさしくブラシを滑らせます。舌ブラシに汚れが付いたら、水やぬるま湯でよくゆすぎながら使いましょう。

■舌ブラシのメリット

舌磨き専用のアイテムなので、舌の表面を傷つけないように設計された、柔らかな素材ででてきいるので安心です。

■舌ブラシのデメリット

目の細かいブラシやスポンジが付いているので、使用後はキレイに水洗いしておかないと、雑菌が繁殖してしまうことがあります。

■舌ブラシの価格相場

1本150円前後のお手軽な価格のものから、1本2,000円くらいの電動式の舌ブラシまで、さまざまな種類があります。300円~500円の価格帯のものが多いようです。

■購入できる場所

薬局、雑貨店のほか、ECショップなどで購入できます。

1-2 舌クリーナー

舌クリーナーは、ブラシやスポンジなどが付いておらず、先端がヘラ状や輪っか状になっている舌磨きアイテムです。

■舌クリーナーの使い方

舌の汚れをかき出すようにして使います。舌ブラシ同様、舌のなるべく奥の方から、手前に向かって、舌の表面の舌苔をかき集めるようにしてスライドさせます。汚れたら水やぬるま湯で洗いながら使いましょう。

■舌クリーナーのメリット
凹凸が少なく、ブラシなども付いていないため、使用後のお手入れも簡単で、衛生的に使えます。

■舌クリーナーのデメリット

ブラシやスポンジなどが付いているものと比べ、汚れが落ちにくいと感じられることがあります。

■舌クリーナーの価格

プラスチック製のものであれば、1本300円~500円前後のものが中心です。チタンや銅といった金属性のものには、1本1,000円~2,000円のものもあります。

■購入できる場所
薬局、雑貨店のほか、ECショップで購入できます。

1-3 歯ブラシで舌磨き

通常の歯ブラシを、舌ブラシとして使用します。

■歯ブラシで舌磨きする方法

舌ブラシや舌クリーナーと同じです。奥から手前に向かって、舌苔を絡めとるようにしてスライドさせます。

■歯ブラシのメリット

舌ブラシや舌クリーナーを購入しなくても、手軽に舌磨きができます。

■歯ブラシのデメリット

舌磨き専用のアイテムではないため、舌磨き用としてはブラシが硬すぎる場合があり、舌の表面を傷つけることがあります。

■歯ブラシの価格

市販の歯ブラシは、1本100円~200円のものが中心です。

■購入できる場所

スーパー、量販店、薬局、雑貨店などで購入できるほか、歯医者の受付などでも販売されています。歯磨きグッズ専用のECショップでまとめ買いする人もいます。

1-4 タオルやガーゼで舌磨き

家庭で使用している普通のタオルを、舌磨きに使用します。ガーゼなどでも代用できます。

■タオルやガーゼで舌磨きする方法

タオルやガーゼを指に巻きつけ、舌をそっと拭き取るように使います。汚れたら拭き取る面を変えたり、タオルやガーゼを小さく切ったものを取り換えながら使うとよいでしょう。

■タオルで落とすメリット

タオルはコットンなどの素材で作られているため、舌ブラシや舌クリーナーなどの硬い素材に比べて柔らかく、舌の表面を傷めにくいという良さがあります。

■タオルで落とすデメリット

舌磨き専用のアイテムではないため、舌の汚れが取り切れないことがあります。また、洗濯で使った洗剤の合成界面活性剤が残っていると、タオルで舌磨きをした際に、多少なりとも体内に取り込んでしまう心配があります。

■価格、費用

安い物であれば、1枚150円前後から売られています。大判のガーゼなどを切って使えば、より低コストになります。超高級タオルなども売られていますが、舌磨き用には通常のフェイスタオルで十分でしょう。

■購入できる場所

スーパー、量販店、雑貨店などで購入できます。大判のガーゼは薬局などで販売されています。

2.舌磨きのやり過ぎは逆効果!口臭悪化の可能性

口臭が気になるからといって、必要以上に舌磨きをすると、ますます口臭がひどくなってしまうことがあります。いったいなぜなのでしょうか。

口臭 くさい

2-1 舌はとても繊細な粘膜

舌の表面には、「糸状(しじょう)乳頭」と呼ばれるものが生えています。この糸状乳頭同士の隙間に、食べ物や口腔粘膜のはがれたカス、細菌類などが溜まったものが、舌苔です。

糸状乳頭は、胃腸の調子が悪くなったり口腔内が乾いた状態が続いたりすると、伸びて長くなります。そうすると、ますます舌苔が溜まりやすくなります。ストレスやイライラが原因で胃腸の調子が悪くなったり、口呼吸が原因でドライマウスになったりすると、口臭がひどくなるのは、このためです。

2-2 舌磨きが糸状乳頭を伸ばす原因に!

舌磨きをしすぎて糸状乳頭をひどく傷つけてしまうと、唾液の分泌が減ってしまうことがあります。また、糸状乳頭そのものも、口腔内を保湿する役割を持っています。

舌磨きのし過ぎで唾液の分泌が減ったり、糸状乳頭が傷ついたりすると、さらに糸状乳頭が伸び、ますます舌苔が溜まりやすくなる、という悪循環に陥ってしまうことがあるのです。さらに、同じく舌の表面にある、味覚を感じるセンサーの役割を持つ「味蕾(みらい)」が傷つくと、味覚障害を引き起こしてしまうこともあります。

適度に舌苔を取り除くことは、口臭予防に効果がありますが、舌磨きのし過ぎは、かえって口臭をひどくしたり、味覚障害を起こしてしまったりすることがあるので注意が必要です。

それでは、実際に、どんなことに気を付けて舌磨きをしたらいいのでしょうか。次の章でそのポイントを紹介します。

3.舌磨きをするときの5つのポイント

3-1 強くこすりすぎない

舌は繊細な粘膜でできています。舌磨きをするときは、決して強くこすりすぎないように気を付けましょう。表面をそっとこするくらいの感覚で行います。舌に傷があるときは、舌磨きは控えておきましょう。

3-2 一日に何度も行わない

舌苔が気になるからといって、何度も舌磨きをするのもNG。1日に1回程度にしておきましょう。また、1回の舌磨きで舌をこする回数が多すぎるのも良くありません。多くても10回程度に抑えます。

舌苔が少なくなってきたら、一日おきにするなど、できるだけ回数を少な目にすることも、粘膜を保護するためには大切です。

3-3 舌磨きは朝一番に

舌磨きをするのは、舌苔が溜まっている朝が最適。朝起きたら、朝食を食べる前のタイミングで行いましょう。舌苔には、夜の間に繁殖した細菌がたくさん含まれています。朝一番に行えば、食事と一緒にそれらの細菌を飲み込んでしまうのを防ぐことができます。

3-4 水だけを付けて磨く

舌磨きをするときは、歯磨き粉は不要です。歯磨き粉に含まれる研磨剤などが舌の粘膜を傷つけることがあるからです。歯磨きをしていて、口内に歯磨き粉が残ったまま舌磨きをするのもNGです。

3-5 嘔吐感を感じないようにするには

舌磨きをするときは、洗面台の上にかがみこむようにして舌を前に出し、舌の奥の方から手前に向かって、そっとこするようにします。

舌を出さないで行うと、奥のほうにある汚れが取れないだけでなく、嘔吐感をもよおしやすくなります。またブラシの動かし方は「奥から手前に」の一方通行にします。手前から奥に向かってこすると、汚れを元の位置に戻してしまうことにもなるからです。

4.まとめ

舌磨きは、正しい方法で行えば、口臭の予防だけでなくウイルスなどの侵入を防ぐ効果も期待できます。

ただし、過度に行うことでかえって口腔内のトラブルを引き起こす原因にもなってしまいます。舌磨きをするならば、正しい方法やポイントを押さえることが大切。効果的に舌磨きを行って、お口も気分もさわやかに保ちましょう。


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