歯磨き粉はニキビに効くのか?本当の効果と注意すべき点


ニキビ 歯磨き粉

ニキビができやすく、どうすれば早く治るか悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

ニキビ対策の商品も多く販売されていて、藁にもすがる思いで商品を購入する方も多いですよね。そんな方々に噂が広がったのが、“歯磨き粉がニキビを治しやすい”といったものです。

この記事では、ニキビができる原因と、歯磨き粉の成分に着目して紹介していきます。

1. 歯磨き粉の成分はニキビに効果があるのか

1-1 ニキビができる原因

ニキビ 原因「なぜ歯磨き粉がニキビに効果があるといわれているのか?」その検証をする前に、そもそもなぜニキビが発生するのか、そのメカニズムについて理解する必要があります。

ニキビができる原因の一つとして、アクネ菌があります。アクネ菌はお肌の状態やニキビができることにおいて“良くない菌”と思われがちですが、本来は私たちの皮膚を守るという重要な役割を果たしています。

アクネ菌はそもそも、善玉のアクネ菌、悪玉のアクネ菌と別れているように、“アクネ菌そのもの”がニキビが発生する大きな理由とはかぎりません。

ところが皮脂が毛穴に詰まると、皮脂を餌にする悪玉のアクネ菌が必要以上に増殖し、この角栓が“つまる”原因となり、ニキビが発生してしまうのです。

薬局やドラッグストアで販売されている「ニキビ治療薬」は高価なものも多く、学生の方などは、定期的に購入できないという方もいるでしょう。

そんなときに注目したいのが、「歯磨き粉」による殺菌効果です。

1-2 歯磨き粉に含まれる殺菌成分とは

ニキビのメカニズムがわかったところで、歯磨き粉とニキビの関係についてみていきます。

歯磨き粉に含まれている成分は商品によって様々です。しかしだいたい共通しているのは、口内の細菌を殺菌する成分が含まれている点です。

そもそも歯磨き粉は「虫歯予防」のための殺菌成分が入っており、この殺菌成分がニキビにも効くとされています。その“歯磨き粉に入っている殺菌成分”の中で代表的なものが「フッ化ナトリウム」や「モノフルオロリン酸ナトリウム」といった成分です。

1-3 アクネ菌を歯磨き粉の成分が除去するという噂

歯磨き粉がニキビに効くとされる理由は、歯磨き粉には口内の細菌を殺菌する作用があり、ニキビの原因菌となるアクネ菌も殺菌してくれるのではないか」という理屈から噂が流れています。要するに、“アクネ菌を殺菌することができれば、ニキビの炎症がなくなる”という理屈からきているのでしょう。

確かに、肌から悪玉のアクネ菌がなくなれば、ニキビの炎症が起こりにくくなります。よって、歯磨き粉にはニキビ治療の効果が期待できるという話になっています。

「ニキビ予防」として、多くの化粧水や皮膚薬に「アクネ菌を殺菌する」といったキャッチフレーズが多いことからも、「歯磨き粉」=「殺菌をする」ということから、著名人も試しにニキビに使ってみたといった事例もあるようです。

ただ、その他にも歯磨き粉によって「ニキビが治りやすい」といった噂が流れている理由があるのです。

2. ニキビに効く噂の元はターンオーバーの促進

2-1 肌のターンオーバーを促し、ニキビを改善

肌 ターンオーバー

アクネ菌が繁殖する理由として、毛穴で皮脂のつまりが起こり、それを餌にするからだと言われています。また、毛穴に皮脂が詰まるのは、皮脂の過剰分泌や肌の表面の角質がぶ厚くなったりすることが原因といわれています。

通常であれば、肌はターンオーバーといって、古くなった角質が剥がれ、新しい肌細胞と入れ替わります。ところが何らかの理由でこのターンオーバーがうまく機能しなくなって、本来剥がれ落ちるべき角質がそのまま残ることで毛穴をふさいでしまうのです。

つまりアクネ菌を繁殖させないためには、ターンオーバーを促すことも大事ということになります。

2-2 歯磨き粉の成分が肌のターンオーバーを促すのか

ニキビを治療する一つの手段として、「ピーリング」がありますが、要はこの「ピーリング」はお肌のターンオーバーを正常化させてくれる成分を含んだものも市販されており、これが歯磨き粉の研磨剤のツブツブの成分と“似ている”と噂されたことから、「ターンオーバー正常化が可能」といった噂が広がったのです。

しかしながら、そもそも、「ピーリング」自体がお肌に強い刺激を与えるといわれており、肌のターンオーバーを促し、古くなった角質をはがすことで、毛穴のふさぎを予防しようとするにも「個人差がある」といわれています。

ただ、歯磨き粉には「酢酸トコフェロール」という、血行促進作用のある成分も含まれています。血行促進の作用は肌のターンオーバーを促すともいわれています。

酢酸トコフェロールは歯周病予防のための成分であるので、そういった「歯周病を予防する成分である」という安心感が、「血行促進効果」=「肌のターンオーバーを促す」といわれています。

3.実際にニキビに歯磨き粉を使うとどうなる?

3-1 ニキビに歯磨き粉を塗る

歯磨き粉を使ってニキビ対策をする場合、まず洗顔をして肌に付着している汚れや余計な皮脂を洗い流すといった方が多いようです。

そしてニキビのできているところに、少量で構わないので歯磨き粉を塗るといいとされています。

ニキビ対策を目的として用いる歯磨き粉には、殺菌作用のある成分が配合されているものを選ぶのが良いとされていますが、これは殺菌作用でアクネ菌の増殖を抑制できるとされているからです。

3-2 歯磨き粉を塗ってから放置する時間

ニキビに歯磨き粉をつけた後は、歯磨き粉に含まれる成分を患部に浸透させるためにしばらく放置するとされています。

ネットの情報をまとめると、10分前後放置するのが良いとされています。10分程度そのままの状態で時間が経過したら、水できれいに洗い流すようです。

3-3 朝起きた後のスキンケア

スキンケア

歯磨き粉によるニキビケアは、眠る前に洗顔をして歯磨き粉をニキビに少量乗せ、そのまま一晩放置するという方法が推奨されている場合もあります。

この場合、翌朝目が覚めたら歯磨き粉を洗い流し、後はいつも通りのスキンケアを行う方が多いようです。

このように、いろいろと試行錯誤して、自分の肌にマッチするように「歯磨き粉」をニキビ対策として使っているようです。

4.歯磨き粉によるニキビケアの注意点

4-1 科学的根拠はまったくない

「歯磨き粉でニキビが治る」というのは、あくまでも噂の域を出ないということを理解しなければいけません。

歯磨き粉の殺菌作用のアクネ菌に対する有効性に関しては、科学的、医学的な根拠はなく検証もされていません。

興味本位で歯磨き粉を使用した結果、肌荒れが悪化してしまったいうケースもあるのです。

4-2 ニキビが悪化するケース

歯磨き粉を使ったことで、ニキビの症状が悪化してしまう可能性もあります。

特に肌の弱い人、肌のコンディションが良好でない人が使用すると、かえってニキビが悪化する可能性が高いです。

実際に歯磨き粉を使用した方の意見には、肌が急激に乾燥してしまう、ニキビの部分がヒリヒリして痛くなった、赤みが増したというものも多いのです。

歯磨き粉には強い刺激を伴う成分も含まれているので、肌荒れが起きるリスクが大いにあります。

生薬に含まれる「グリセリン」や「二酸化ケイ素」がお肌の保湿に効果があり「ニキビがよくなった」といった意見もありますが、それであればきちんとした対策をしたほうが、リスクは少ないといえます。

5.まとめ

歯磨き粉がニキビに効くといった科学的根拠はありません。あくまでも「噂」として考え、使用するとしても自己責任で使用するようにしましょう。


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